月別アーカイブ: 2015年4月

HP DL360サーバーで論理ディスクを作成する方法

社内で結構サーバーやインフラ関連に関わるようになってしまった。
わが社はHPのDL360シリーズのサーバーにWindows Serverをインストールして使っている。
論理ディスクはBIOSからささっと設定することができる。

で、それはいいんだけど、運用後にさらにHDDを追加し、これで論理ディスクを作成するようにお達しが来た。
「え?BIOSからやる=システム止めなきゃ無理じゃね?」と思ったが、どうもHPのツール
「HP ProLiantアレイ コンフィギュレーション ユーティリティ for Windows 64ビット」
を使えばシステムを止めずに論理ディスクの作成ができるらしい。
上記ツールはWeb上で入手可能だ。
実際に導入したが、GUIに従うだけで論理ディスクの作成、削除ができる。いやぁ簡単でいい。
(ちなみに、HPプロビジョニングでOSインストールしていれば初期から入っている筈である。最初からプロビジョニングでインストールすればよかったんだけど、何か上手くインストールできないから直に入れた経緯がある)

・・・と安心していたら、さらに要望が来た。
「Hyper-V Server 2012の方にもHDD追加したから論理ディスク作成4649!」とのこと。
GUI使えないし、どうすりゃいいんじゃと思っていたが、CUIで論理ディスクを作成できるツールもHPがリリースしていることが分かった。
「HP ProLiantアレイ コンフィギュレーション ユーティリティ(CLI) for Windows 64ビット」
以下、使い方とコマンド例をメモしておく。

事前準備
1. HPのサポートページから利用しているサーバーを検索する
2. 商品のページに辿り着いたら「ドライバー、ソフトウェア、およびファームウェアを入手する。」をクリックする
3. OSで「Windows Server 2012」を選択する
4. 「ソフトウェア – システム管理」に「HP ProLiantアレイ コンフィギュレーション ユーティリティ(CLI) for Windows 64ビット」があるので、これをダウンロードする
5. ダウンロードしたインストーラをサーバー上で実行する。コマンドプロンプトでインストーラを実行すればGUIがでてくるのでそれに従う

実行方法
1. c:\Program Files\Compaq\Hpacucli\Bin\hpacucli.exeを実行する
2. アレイ設定ツールが立ち上がるので、各コマンドを実行する

なお、コマンドの説明と例はマニュアルを参照すれば良い。
が、やや難しいので、実際に自分が使ったコマンドを備忘も兼ねて記述する。


・現在の設定を確認するとき


・論理ディスクの設定を確認するとき

スロット番号、論理ディスク番号は上記のdetailから確認する。


・空いているディスクでRAID0のディスク(アレイ)を作成するとき

スロット番号は上記のdetailから確認する。


・空いているディスクでRAID 1 のディスク(アレイ)を作成するとき(ディスクを指定する)

スロット番号は上記のdetailから確認する。
driversもdetailから確認可能。どうやら<port>:<box>:<bay>の順になっている模様。detailで全論理ディスクのdriversを確認して、使われてないディスクを指定すればよい。


・論理ディスクを確認する

スロット番号は上記のdetailから確認する。


・論理ディスクを削除する

(スロット番号は上記のdetailから、論理ドライブ番号はlogicaldrive all showから確認する)
警告が出るので、yで続行し、削除する。


しかし、趣味でこういうことするのはいいけど、仕事という責任が伴う場合でサーバーやインフラ管理するのって疲れる。
しかも担当者が知識ゼロの俺だけとか。

もう少しミニマムに、単純に行きてゆきたい。